「AGA治療はいつからするのが効果的ですか?」
こういった質問をよく受けることがあるので、まとめてみました。
■AGA治療のタイミング
AGA治療を始める最適な時期は、抜け毛や薄毛が気になりだした時がベストなタイミングです。
重要なのは、薄毛や抜け毛対策はヘアサイクルが残っているうちに行うことです。
ヘアサイクルは、「成長期」、「退行期」、「休止期」の3つのサイクルを、個人差がありますが大体2年~6年かけて生え変わっているそうです。
AGAの場合は、このヘアサイクルが正常に働かなくなってしまい、生え変わりの期間が短縮され、髪の毛が十分に育つ前に抜け落ちてしまいます。
これにより、抜け毛が増加してしまい、薄毛の症状が進行していくのです。
治療によってヘアサイクルを正常に戻すことで、髪が長い期間をかけて十分に育つようになり、抜け毛を抑制します。
■毛母細胞の寿命が終える前に治療を
AGAにより、毛髪サイクルが短縮され抜け毛の増加を放置してくと、やがて毛根自体が寿命を迎えてしまいます。
AGA治療の主たる目的は、ヘアサイクルを正常にして、毛根の寿命を延ばすことなので、毛根自体がなくなっていたら治療ができなくなってしまいます。
通常、毛母細胞の細胞分裂は40から50回ほど繰り返して寿命を迎えるため、2年周期で80年間の寿命があることになります。
したがって、寿命が長い若いうちに治療を行うことでより長い間、豊かな髪の毛を持続させることが可能です。
いざ病院に行ったら手遅れだったという事態を回避するためにも、少しでも頭皮が気になりだしたら、専門病院へ相談することをおすすめします。
■AGA治療薬開始時の注意点
AGA治療薬であるフィナステリド(プロペシア錠)やミノキシジルの服用を開始した場合、約10日前後で抜け毛が増える症状が見受けられます。
これは副作用ではなく、治療薬の効能によりヘアサイクルが正常に戻り始め、元々生えていた髪の毛が生え変わろうとする初期症状なので安心してください。
ただし、1ヶ月以上過ぎても抜け毛が止まらない場合、もしくは激しい脱毛症状がある場合は、処方してくれた医師に相談するようにしましょう。
AGA治療薬は、効果が強い薬なので、必ず医師の指示に従って正しく服用することが大切です。
最後に、
AGAに完治というものはございません。
つまり、症状を抑えることが必要です。早い段階で症状を抑えることが最も重要といえます。